群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

2014-01-01から1年間の記事一覧

縛りに縛られる

以前に書いた「縛り」の続き。僕はよく"縛り"をかけることによって自分の行動を制限し、自由でありすぎることから逃れようとすることがある。これによって自分の行動をある程度コントロールできることもあるんだけれど、逆に"縛り"に振り回されてしまうこと…

バックミュージック

英文を読んだり訳したりしているときには、何かしら音楽をかけています。前はウエストコーストのジャズが多かったのですが、最近はベートーベンのバイオリンソナタ第9番"クロイツェル"ばかり流していました。9番ばかり、間断なく延々と流すのです。でもい…

3月のライオン

3月のライオンが急に読みたくなって、全巻セットを落札しようとここのところオークションをずっとチェックしていたんだけれど、後日本棚の整理をしたら奥から1〜3巻が出てきた。前に買っていたのをすっかり忘れていた。これだったら4巻から順番に買い集…

もしもあのとき

こんな想像をすることがある。もしもあのとき4,000円のシャツを買ったりしなければ、現在の僕の通帳の預金残高には4,000円多い数字が記入されているのだろうか。 ちょっと前までは、多分そういうことなんだろうなと思っていたんだけれど、最近この考え方は間…

「おとななら行きつけの書店をみつけよう」

MBSテレビの〜オトナ度ちょい増しTV〜 おとな会「おとななら行きつけの書店をみつけよう」を見ました。 梅田には紀伊國屋書店が四店舗ありますが、それぞれが異なった役割を担っているというのがとりわけ興味深かったです。 今、書店や出版業界を取り巻…

プロフェッショナル仕事の流儀・高倉健スペシャル

プロフェッショナル仕事の流儀・高倉健スペシャルを見た。とても見応えのある番組だったんだけれど、なかでも特に、健さんの"生き方が芝居に出る"という言葉。普段どんなものを読んでいるのか、どんなものを食べているのか、どんなところを歩いてどんなもの…

キタミノルさんの展示を見る

池田市のギャラリー、ieさんで見たキタミノルさんの絵はなかなかに凄みがありました。人の成熟してくる感じというか、熟れた感じが、独特の色の深みやコクとなってあらわれているように感じました。僕は若い作家の方の作品も好きなのですが、ああいう色みは…

「デニー・ブラウン(十五歳)の知らなかったこと」

一年か二年ほど前、エリザベス・ギルバートの「巡礼者たち」という本を自分で訳していました。自分の訳と岩本正恵さんの訳を突き合わせて、いろいろと確認したり比較したりしていたのです。この「巡礼者たち」というのは十二編の短編小説から成っているので…

「西荻窪の古本屋さん 音羽館の日々と仕事」

「西荻窪の古本屋さん 音羽館の日々と仕事」を読みました。 2009年に東京に行ったとき、西荻窪のこの古本屋さんに入りました。棚には面白そうな本が並んでいるし、また気取った感じがなくそこはかとなくいい雰囲気が漂っていて、いい本屋さんだな、西荻窪い…

干し柿を吊るす

干し柿を吊るしました。 この数年、干し柿づくりに挑戦してみたいとはずっと思っていたものの、オークションなどを見ると、送料と合計すると渋柿の値段がけっこうな値段になってしまうので二の足を踏んでいたのですが、となり町の野菜専門店で安く売っている…

うまく言葉に言い表せたときに

先日文章を書いているときに、"気もそぞろに返事をすること"を何と言うのかずっと考えていたんだけど出てこなくて、生返事でもないし、気のない返事でもないしとしばらく考えているうちに、ようやく"うわのそら"という言葉が浮かんだ。今回は単語レベルの表…

ルーシー・リーとハンス・コパー展

梅田阪急百貨店で催されていた"ルーシー・リーとハンス・コパー展"に行ってきました。ルーシー・リーの釉薬が用いられた作品が印象的だったのですが、なかでもピンクにブルーがかかった作品は夢見るように繊細で、この作品をこの目で見れてよかったという感…

またどこかで

数か月前、大阪のギャラリー・ondoさんで催されていた展示に伺ったときの話。六人のイラストレーターの方々によるグループ展だったのですが、目に留まった絵がありました。心のなかをすうっと風が吹き抜けていくような風通しのよさがあったのです。素敵な絵…

書くということ、続けること

ものを書くときにはどんな書き手であれどんな表現形式であれ、どういうことをどこまで書く、あるいは書かないということを、意識的であれ無意識的であれ、自分のなかで決めたり取捨選択したりするものである。例えば日記であれば、内容がつまびらかであれば…

新しい体重計

わが家に新しい体重計がやってきました。前の体重計は僕が生まれたころからあったので、三十五年以上使ったことになります。なかなかに感慨深いものがあります。厚みが四センチくらいある、ずしりと重い針体重計でした。乗るとしばらく針がブラブラ揺れて、…

カメの夢

僕は、自身カメが好きなせいか、カメの夢をよく見ます。夢におけるカメは長寿や健康や金銭を象徴するらしく、カメをつかまえる夢を見たときは実際その日にいいことが起きたりもしたのですが、最近はどう解釈したらいいのかわからないような複雑な夢が増えて…

駐輪場のロックナンバー

いつも通っているとなり町の図書館の駐輪場はロック式になっており、解錠するには入り口付近の精算機に自転車を止めたラックの番号を打ち込む必要があるため、自転車のところから離れて図書館に向かう前にまずラックの番号を覚えておこうといつも心に留めて…

思い出せない

パソコンで調べたいことが思い浮かび、あとで検索しようと心に留めておいたまではいいものの、いざパソコンの前に座ると、何を調べたかったのかをすっかり忘れてしまっていました。違うサイトを見たり、検索ワードに"なんだっけ"などと打ち込んだりしていた…

痛む膝

ちょっと走ったあと、膝の外側がまた痛くなってきてしまいました。2010年にフルマラソンを完走したのですが、そのときに相当負担をかけてしまったのか、以来、ちょっと走っただけで膝の外側が痛くなってきてしまいます。腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん…

傘の季節

雨の季節です。この時期は傘をよく失くしてしまうので、気をつけなくてはいけません。僕の場合特に注意しなくてはいけないのは、家を出るときに雲行きが怪しかったり、雨が降っていたりして傘を持って出るまではいいものの、お店などに入って出るときに雨が…

雑費の内訳

久しぶりにお腹をこわしてしまいました。お酒も飲めないわけですが、身にしみて感じているのは、お金がほとんど減らないということです。僕は、週にこのくらいのお金でやりくりしようと出納帳に雑費の枠を設けているのですが、確かめてみると、その内訳はほ…

「オリーブ」

先月、新しくギリシャリクガメを里子で迎えました。オリーブと名づけました。 オリーブは、わが家に来てからはあまり餌を食べてくれず心配していたのですが、温浴をさせたり、ベランダで遊ばせたりしているうちに慣れてきてくれたのか、じょじょに食べてくれ…

ハンチング帽

最近は、どこに出かけるにも欠かせなくなったハンチング帽ですが、春夏用のものは一つしか持っておらず、二つ目のものをいろいろと探してはいるのですが、色がしっくりこなかったり、素材に違和感を覚えたりで、なかなか新しいものを買うまでには至っていま…

怪奇的Birthday

先日迎えた誕生日は父と一緒にいたのですが、毎年「おめでとう」の一言くらいはかけてくれるのに、その日ばかりは、父は僕の誕生日のことには一切触れてこないのです。そればかりか、とちゅうで父が着ているTシャツにふと目がとまったのですが、そこには"Bi…

バファローズVSジャイアンツ 2014/5/31

バファローズとジャイアンツの交流戦を観に京セラドームに行ってきました。先発投手は、バファローズが金子投手、ジャイアンツが菅野投手というだけあって、予想していたとおりの投手戦になりました。それどころか、金子投手はノーヒット・ノーランを達成し…

週末草野球

草野球のヘルプに行ってきました。第一打席はエラーで出塁し、第二打席はセンターへのライナーでアウトになりました。このところ、三振かヒットかという極端な結果しか出ていなかったのですが、今日は打球を前に飛ばし、出塁することができたので、次につな…

夢日記

夢日記をつけています。起きぬけに、見た夢の内容をノートに書きとめるのです。夢日記をつけ続けていて思うのは、見た夢をどんどん鮮明に思い出せるようになっていくということです。毎日夢は見ているのですが、起きぬけにその内容を思い出せるとは限りませ…

イシガメの檸檬

僕が七年ほど飼っているイシガメの檸檬です。 うちでは、ほかにもデコポンというイシガメを飼っていたり、今月の頭にはオリーブと名づけたギリシャリクガメを里子で迎えたりしているのですが、檸檬に対する僕の気持ちは、ほかのカメとは違う特別なものがある…

バッターボックスにて

先週末、野球の試合に臨時で参加させていただきました。どうもこの数試合、詰まったボテボテのゴロしか打てていなかったので、昔小学生のころにみんなで野球をしていたときのことを思い出して、ポイントを前に置き、思い切って引っ張ることを意識して打席に…

朝の赤だし

僕は普段、朝食には紅茶以外何も口にしないのですが、今日はお腹の調子が思わしくなかったので赤だしを飲みました。出汁に味噌を少しずつ溶きながら、塩梅を見ていきます。できあがった熱々の赤だしをすすると、臓物の細胞一つひとつに旨みが染みこんでいく…