群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

朝の赤だし

 僕は普段、朝食には紅茶以外何も口にしないのですが、今日はお腹の調子が思わしくなかったので赤だしを飲みました。出汁に味噌を少しずつ溶きながら、塩梅を見ていきます。できあがった熱々の赤だしをすすると、臓物の細胞一つひとつに旨みが染みこんでいくようで、思わず二杯も飲んでしまいました。2008年ごろには、毎週末自分で夕食を作っていました。そのときに参考にしたのが、境野米子さんの「一汁二菜」という本です。野菜の煮浸しを作ったり、魚を焼いたり、煮たり、将来何かしら役に立つことがあるかもしれないと思って、いろいろと試みていたのだと思います。久しぶりに味噌を溶いていると、六年前に料理をしていたことがふと思い浮かびました。境野米子さんの「一汁二菜」は今も手元に持っています。

一汁二菜

一汁二菜