プロフェッショナル仕事の流儀・高倉健スペシャルを見た。とても見応えのある番組だったんだけれど、なかでも特に、健さんの"生き方が芝居に出る"という言葉。普段どんなものを読んでいるのか、どんなものを食べているのか、どんなところを歩いてどんなものを見ているのか、どんな人とどんな会話をしているのか、そしてそこからどんなことを感じているのか、そういったことが生きるということであって、結果としてそういう生き方が演技にあらわれるという言葉は重みがあった。
健さんが残した映画の本数は二百本以上に及び、僕が観たものは氷山の一角に過ぎないけれど、それでも、すねに傷を持ち器用に生きれない役柄を演じる健さんには本当に胸をうたれた。健さんが生きているうちに健さんの映画を見れたことを感謝しています。健さん、本当にありがとうございました。
- 作者: 高倉健
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1993/08/20
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 105回
- この商品を含むブログ (18件) を見る