群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

バファローズVSジャイアンツ 2014/5/31

 バファローズジャイアンツの交流戦を観に京セラドームに行ってきました。先発投手は、バファローズが金子投手、ジャイアンツが菅野投手というだけあって、予想していたとおりの投手戦になりました。それどころか、金子投手はノーヒット・ノーランを達成しそうにさえなりました。
 例えばの話ですが、僕は映画が好きなので週末に観ることが多いのですが、たいていは"まずまず"の作品です。"はずれ"の作品もあります。でも、まずまずやはずれの作品を何本も観ているうちに、映画を好きでいてよかったと思わされるような作品に巡り会えることがあります。昨日はまさにそういうような、野球を好きでいて本当によかったと思えるような試合で、金子投手が初回から四者連続で三振を奪ったり、菅野投手はランナーは出すんだけれどここ一番では踏みとどまったりと、野球の旨みを存分に味わうことができました。九回の表には、金子千尋投手はノーヒット・ノーランを継続したまま、二死二塁で巨人の阿部選手を打席に迎えるのですが、むせ返るような空気のなか、阿部選手が放ったヒット性の当たりをバファローズのショート・安達選手がジャンプ一番・好捕したときには、喜びの衝動が突き上がりました。
 僕は二十年以上関西でライオンズを応援してきて、その端緒には、清原選手に思い入れしたり、反体制だとあまのじゃくに突っ張ってきたりしたところがあるのですが、先日ばかりは地元のバファローズを応援していて、ホームチームのファンであることの喜びがじわりと感じとれたような気がしました。
 その後も、高橋由伸選手やペーニャ選手を代打で観れたりと、見どころはつきませんでした。応援していたバファローズは結局負けてしまい、金子投手もノーヒット・ノーランは達成できませんでしたが、まだまだ先は長いですし、今後に生きる一戦だったと思うので、バファローズには今シーズンは頑張ってほしいと思います。パ・リーグセ・リーグ上位チーム同士の、これぞまさにプロ野球という試合でした。この試合を目の当たりにすることができて本当に良かったです。


オリックス・バファローズ -calling- PV(歌詞あり) 2011~2012