群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

2018-01-01から1年間の記事一覧

はしっこに、馬といる

「はしっこに、馬といる」を読む。これ、いい本である。 著者の河田さんは、与那国島でカディというウマと暮らすことになるのだが、一方的に威圧して支配する関係が苦手なため、「わたしのほうが強い」とカディに主張することをやめてしまうのである。そのか…

初めて絵を買う

初めて絵を購入した。購入したのは、熊本にご在住のアドさんの絵。動物や生き物を描いておられる絵描きさんである。池田のieさんというギャラリーで知った。思えば僕はieさんで、いい絵描きさんをたくさん知ることができた。今はあまり展示はやっておられな…

「彼らが本気で編むときは、」

DVDで見た映画「真白の恋」と、「彼らが本気で編むときは、」がしみじみとよかった(僕はジョン・ウィックもベイビー・ドライバーもルーパーも好きで見るが、こういうしみじみした邦画も好きだ)。「彼らが本気で編むときは、」では、母親に突然出て行か…

イシガメ檸檬の産卵

イシガメ、檸檬が産卵した。水槽の水が白濁していて、殻の破片らしきものも沈んでいた。今年初の産卵である。去年は7月28日に産卵しているので、それと比べると早い。まあ去年が遅かったんだけど、でもそのおかげで、今年は「去年も遅かったから…」と、割と…

熊谷守一

熊谷守一の絵を図書館から借りてきた本で見ている。一回通して見て、スーパーのベンチでビールを飲みながら見て、その後も暇なときにページをめくって見てる。 上手く描こうという気持ちが感じられないというか、おそろしく我のない絵である。おそらく、それ…

「恋は雨上がりのように」

映画「恋は雨上がりのように」を見る。女子高生のあきらは優秀な陸上選手だが、アキレス腱の怪我でキャリアを絶たれてしまう。ファミレスでアルバイトを始めたあきらは、バツイチ店長の近藤に恋心を抱くのである。45歳の近藤は、女子高生のあきらの思いを受…

地震

今日の地震は相当揺れた。阪神大震災を思い出した。どうしても体が覚えてしまっているのだよな。あのときの経験があるせいか、今日は震災のときよりはマシだったけど、こういう揺れは何度も経験したくないものである。被害に合われた方にお見舞い申し上げま…

「万引き家族」

映画「万引き家族」を見る。柴田治と信代の夫婦、信代の妹の亜紀、息子の祥太、祖母の初枝が、都会の谷間にあるボロボロの家で暮らしている。皆お金がなく、祖母の年金を頼りにし、足りない分は万引きで埋めて暮らしている。 彼らの住んでいる家は、例えば襖…

最近の本たち

最近図書館で借りた本とか。「仙人と呼ばれた男」は、画家の熊谷守一に関するノンフィクション。現在、沖田修一監督作の熊谷守一に関する映画、「モリのいる場所」が公開されているので借りた。この映画、すごく評判いいみたいなんだよなあ。見たいけど、今…

融通観音大祭

西宮市神呪寺の融通観音大祭に行ってきた。同寺の秘仏、如意輪観音坐像は、1年のうち5月18日に限り一般公開されるのである。当日は10時20分から、秘仏の前で融通祈祷修法という法要が行われるのだが、この間には例年、1年間の様々なことが思い起こされる…

半、脱走

先日、通算三度目の脱走を企てた、ギリシャリクガメのオリーブ。オリーブがいなくなったと青ざめて家中探したところ、ベランダのお隣さんとの仕切りの陰に隠れていたという。オリーブがいなくなったときって、毎度ながら嫌な汗が出る。 さて、オリーブはなぜ…

またビール

久しぶりにプライマル・スクリームをかけながらビールを飲んでいる。今夜はたこ焼きを食べるのである。そしてまたビールを飲むのであろう。Primal Scream - Accelerator

「アイ、トーニャ」

今月初旬に見た映画、「君の名前で僕を呼んで」。ノレないかなと危ぶみつつ神戸まで足を運んだものの、案の定ノレなかったのである。それがあまりにも悔しくて悔しくて、お金がないにもかかわらずチケットを取って「アイ、トーニャ」を見に行ったら最高の一…

私と自転車

私と自転車の付き合いは長い。発端は中学の頃、三駅先の塾に通うのに親から交通費をもらえたのだが、それを着服するために自転車通学を始めたのだ。一緒に電車で塾に通っていた友人からは、付き合いが悪いとか、一緒に電車で行こうやなどと言われたが、その…

抱卵中のイシガメの食事

イシガメ・檸檬の食欲が落ち始めた。産卵前の絶食である。檸檬の場合は毎年、完全なる絶食とまではいかなくて、少しは食べてくれるんだけど、人工飼料にまったく口をつけなくなるなど、食の嗜好がうるさくなる。あるときはチクワやハンペンを好んで食べるが…

サボテンとクワガタ

冬の間、室内に入れていたサボテンを屋外に出した。 一時期サボテンが面白くて、色々と集めていた。土や鉢を変えなくてはいけないんだけど、数が少し増えてしまい、作業が億劫になってしまっている。それでもはちきれんばかりに大きくなっているものもあり、…

最近の本たち

最近図書館で借りた本とか。晶文社の本が面白くて、晶文社の本が多い。「家出ファミリー」の装画は五十嵐大介さんで、ジャケ借り。著者の田村真菜さんは1988年生まれで、12歳まで義務教育を受けずに過ごしたそうである。こういうことが今の日本ででもあるん…

ビールを飲みながら桜の花を見てきました。最後に死ぬときは、桜の花を見ながらか、お姉ちゃんのおっぱいに挟まれながらか、どちらがいいかなあなどと考えていました。お姉ちゃんのおっぱいはとても気持ちよくて、捨てがたいのですが、それを差し置いても浸…

春のセンバツ 駒大苫小牧vs静岡

甲子園に行ってきました。春のセンバツ、駒大苫小牧vs静岡。 毎年なんだけど、甲子園の外野スタンドに座り、芝生のサアッとした広がりが目に入ると、オオオオォォッ(ΦωΦ)…!となる。他に言いようがないんだけど、とにかく、オオオォォッ(ΦωΦ)…!となるのであ…

モカシンブーツ

スエードのモカシンブーツを買った。 今年に入って靴ばかり買っている。靴というのは、一足買うとまた次の靴が欲しくなる。困ったものである。キッチリしすぎると何となくテレるので、ついついこういう靴や古着のジャケットなんかに目が行く。暖かくなってき…

イシガメ檸檬、冬眠明け

イシガメ、檸檬が冬眠から起きました。 例年は温度が高くなったら強制的に起こしていたんだけど、それじゃあ体に悪いということで、今年は気温が上がりそうな日に向けて日除けのダンボールを外したり、張った水のかさを減らしたり…、と自然覚醒を促すように…

ドイツ橋

中野京子の「橋をめぐる物語」を読む。橋には異界を繋ぐ作用があり、私なんかはまっ先に「千と千尋の神隠し」を思い出してしまうが、本書から「ドイツ橋」より。「ドイツ橋」とは、1919年に、鳴門のドイツ人捕虜たちが建造した橋である。第一次世界大戦で、…

髪を切る

髪を切った。切ってもらったのではなく、文字通り自分で切るのである。今はセルフカット用のハサミが市販されている。どうしてこういうことになったのか、いきさつは、えー、あえてここでは触れない。 髪を自分で切るようになってわかったのは、結構疲れるん…

小遣い

果たして世の中の30~40代の男性は月にどれくらいのお小遣いをもらい、使っているのか。ネットで調べたところ、一例が見つかった。 この男性は月に35000円の小遣いをもらっている。痛いのは昼食代である。35000円のうち、10000円を昼食に費やしている。だが…

泣き虫しょったんの奇跡

「泣き虫しょったんの奇跡」を読む。将棋棋士、瀬川晶司先生の物語。 瀬川先生は小学生の頃に将棋と出会い、腕を上げ、奨励会に入る。奨励会というのは将棋のプロ棋士養成機関であり、四段になると晴れてプロ棋士になれる。ただ26歳で四段に上がれないと、プ…

加藤竜展

三ノ宮のギャラリー島田にて、加藤竜さんの展示を見る。 極めて時事性の強い方で、作品には原発や自販機、スターバックスなど様々なモチーフが盛り込まれており、爛れるような強烈な迫力があった。どのようにしてご自分の作風を確立されたのかに興味を持った…

東京

東京にぶらっと行ってきました。久しぶりの東京。 東名御殿場から臨む富士山。高円寺のみじんこ洞さん。もっと早く行くべきだったんだけど、とにもかくにも最後に行けてよかった。新宿御苑。200円をケチって入らなかった 笑。新宿のベルクさん。私はベルクさ…

京都で塩田さん

たまたま京都に行ったら、京都文化博物館で塩田千春さんの作品を展示していた。 私は何年か前に、様々な人の靴を赤い糸でつないだ塩田さんの作品を国立国際美術館で見て、いたく感銘したのである。そのときの自分の中の気持ちを言葉にすれば、「人はそれぞれ…

映画で英語

ディクテーションやラジオ英会話を試す日々…。なるべく楽しく、様々な形で英語を摂取したいということもあるし、やらないよりやったほうがいいということもある。最近面白いのが映画のスクリプト。「スタンド・バイ・ミー」「アパートの鍵貸します」「ギルバ…

ブルーチャー・モック

靴を買いました。LLBeanのブルーチャー・モック。 ずっと履いていたビルケンの革靴のソールがすり減ってしまい、修理すると8000円以上かかるので、「じゃあ、もう、新しい靴買うか!」と思い立ったのだった。購入したカラーは多分古いもので、19000円のもの…