最近借りた本とか。
「東京藝大物語」は、茂木先生が東京藝術大学で実際に講義を行っていたことがあるらしく、その経験を元にして書かれたとおぼしき小説である。あまり期待せずに借りたんだけど、読み始めるとなかなか面白い。若いときは誰もが熱意を持ったり空回りしたりするのかもしれないけど、芸大での青春は、ものづくりに関わるがゆえか、熱意や空回りの度合いもよりへんてこで激しい気がする。「ハチミツとクローバー」とか、「京都ゲイタン物語」とか、そんなに読んだわけじゃけど、芸大に関する読み物は結構面白いものが多いように思う。
「燃えよ剣」は、カレー沢先生がやたらと土方さんを推しているのを読んだのに加えて、(幕末物を読めば新選組は必ず出てくるのだが)新選組そのものに関する本を読んだことがないので借りた。この本で土方さんが推しメンである理由が分かるかどうかは謎である。