群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

2012-01-01から1年間の記事一覧

書けないことを書く

実は、というほどのこともないのですが、誰々と遊びに行った、どこどこに何を食べに行った、といったことを文章に書くのが苦手だったりします。小学生のころからそうでした。小学生のころは、「先生あのね」という日記帳を毎日担任の先生に提出する課題があ…

dodge「身をかわす」

小学校のころの遊びで、ドッジボールを忘れることはできない。4、5人単位からクラス対抗まで、異性と遊ぶには照れくささがある年代のなか男の子も女の子も、みんなで楽しむことができたから、とりあえず何人か集まったらドッジボールやる? というノリがあ…

「本質」の落としどころ

仕事というのは、その人間の本質と社会(周囲の人間)のちょうど折り合いがつくところ、だと僕は思っている。 会社で働いていて、違和感なくやっている人、これは何の問題もない。 やりたいことがわからない人は、まあ、かたっぱしから思いつくことをやって…

思っているよりも差は大きい

今とりくんでいることにおいて、とても上手いなとうならさられる人はたくさんいるのですが、僕自身にそれがわかるということは、うまい人と僕のあいだには、想像している以上の差があるんだと思います。僕は、冗長であったり、無駄が多かったり、レベルが統…

言葉が行動を規定する

行動が言葉を規定するのか、言葉が行動を規定するのか、これは考えるとなかなか面白い問題である。前者と考えるのが自然だが、後者は仮定としては面白い。例を出そう。「しらばっくれる」という言葉がある。たぶん、しらばっくれるという言葉を知らなくても…

戦慄のアルパカ

アルパカ。とみに人気が出ているように見える。テレビを見ていたら、寡黙な芸能人が我をわすれて、アルパカに対する思いを熱く語っていた。モコモコした毛をまとっていて、だきつぶしたくなるほど愛くるしい目をしていて、気性はおだやか、反抗といえばつば…

愛憎・父・春樹

僕は村上春樹の文章が好きだ。それとはべつに、走ることも好きだし、ジャズも聴く。すると、村上春樹さんの影響を受けたんですね、と指摘されることがある。これは非常に困る。何の関連性もないからだ。ジャズが好きで村上春樹が好きと言うと、たいてい影響…

僕は何をえらばないか。

この歳になってくると、もちろん突き詰めていきたい自分の本質のようなものは見つかっているし、趣味とよべるものや、これからチャレンジしていきたい未知の領域に属するものもあるのだが、いっぽう、何をやらないかというのもひとつのキーポイントになる気…

月にいちどの愉しみ

となりのM市立図書館のジャズCDの蔵庫はなかなかのものである。ビル・エヴァンスにしろ、アート・ペッパーにしろ、すべてを網羅しているというわけではないが、よく行くレンタル店においていないようなCDが思いがけず置いてあったりする。市内には何か…

必要な一定期間

いまだに、大学で単位が足りなくて卒業ができそうにないとか、大学院に進学しようか迷っているなどという夢を見る。しかも、わりと頻繁にである。どうも僕は、学生時代、図書館や研究室に1日10時間、12時間篭ったりしたことがないので、そのことに対するコ…

頭の筋トレ

趣味で将棋をやるのですが、本業に生かせそうなところをしらないうちに探しています。何局もさしていると、飛車先をついてきたらこちらも飛車先をついて相掛かりになるだろうとか、角道をあけてきたらこちらも角道をあけて、角交換になるだろうとか、金を上…

魚喃キリコ

昨夜は眠れなかったので、先日100円で買った魚喃キリコの「ストロベリーショートケイクス」と「ハルチン」を読んでいた。眠れない夜に一人本を読むのって好きだ。しんとしていて、この世で起きているのは僕だけなんじゃないかっていう、ひそやかな幸福感があ…

タモリさんの弔辞

タモリさんに対する印象が変わったのは、赤塚不二夫さんへの弔辞を聴いてからです。赤塚さんに対するタモリさんの気持ちというのは、肉親に対する以上のものがあるのではないかと思うのです。あの弔辞の場面でいうと、衝動を抑えきれず、くずおれてもなんら…