群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

思っているよりも差は大きい

 今とりくんでいることにおいて、とても上手いなとうならさられる人はたくさんいるのですが、僕自身にそれがわかるということは、うまい人と僕のあいだには、想像している以上の差があるんだと思います。僕は、冗長であったり、無駄が多かったり、レベルが統一されていなかったり、さらにそれぞれのズレが累積されて、大きくズレていってしまいます。うまい人のものにはブレがありません。正確に把握できていて、どうアウトプットするか頭のなかで明確なかたちがあり、それを正確に表現する緻密さがあるんだと思います。だから、僕がうまい人のものを見て、参考して書き直しをしても、それは上からなぞっているだけで、根本のズレが矯正されたわけではないから、次に違う課題にとりくんだらまたうまい人との差を思いしらされることになるだけです。思っている以上に差は大きいというのは、うまい人のものには見ただけではわからない、計算され意図された思惑が裏側にみっちりとはりめぐらされているということだと思います。
 これはもうひとえに考える時間と密度が必要なのだと思います。がっしりと意味と世界観をつかみ、アウトプットするレベルを構築し、表現できる力を養わなくてはいけません。理論も必要ですし、表現力も必要です。いろいろやることはありますが、今はこのことがとても面白いです。ひとつひとつつみかさねていきたいと思います。