群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

相手にわかるように

 用事があっておじとおばのうちに行ったら、ついでに食事をごちそうになりました。まず席につかせてもらうと、おじの前には、まるで見たこともない、足になる突起が三本ぴゅっと突き出た透明のグラスが置いてあって、「何だ、これは」ともちろんそのグラスに目がいくのですが、僕は決してなおざりにされているわけではなく、こちら側には薄いきれいな緑がかった酒器が置いてあるのです。それで、グラスや酒器についていろいろ話をきいているうちに、いつの間にか美味しくお酒がすすんでいるというわけなのです。この辺のもてなしの心はおじとおばの家らしいなあと思います。
 おじは専門的なことがらを仕事にしているのですが、それがいくら専門的なことであっても、こちらにわかるような話し方をします。それは、僕が心がけているつもりのことでもあって、この先自分が専門的な知識を得ようと、専門的なことじゃなくて、自分が知っていて相手が知らないようなことであっても、相手にわかるような話し方をしたいと思います。それにしても僕は本当に説明が下手なので、まずはそれを何とかしないといけないなぁと常日ごろから思っています。