群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

パブリッシュごっこ

 先日は神戸のトンカ書店さんに、香山哲さんが主催されるパブリッシュごっこにお邪魔してきました。参加者の方が独自に作ったフリーペーパーや印刷物を紹介しあうという会です。香山さんと京都のフリーペーパー専門店「只本屋」の方を中心に進行が進められました。
 ドラえもんのマンガを完全にコピーして描かれる方とか、一日一枚メモ帳に四コママンガを描きなぐる方とか、地元に対する愛着を冊子にされる方とか、きわめて個人的な執着がごった煮のように渦を巻いているのです。みんなお金のことはあまり考えないでやっているので、世の中に出して何の役に立つのかというと何とも言えないところがあるんだけれど、その分得体のしれないものが集まるのが面白い。もちろん技量をいかして、ほかでお金を稼いでおられる方はおられるわけだけれど、あまりお金を考えないところでやるという感性はこれからさらに大切なのではないかと思う。
 僕は自分で作った翻訳のフリーペーパーのことを話させていただきました。正直、このところ紙ものに対するモチベーションは下がっていたのですが、また自分のペースで作っていけたらと思います。香山さん、只本屋さん、トンカさん皆さん、どうもありがとうございました。