群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

『どこでもいいからどこかへ行きたい』

 先日、マクドナルドのセルフレジについて文章を書いたのだけど、蟹ブックスのスタッフのphaさんにほとんど自分の言ってること書かれていた。

 店に行くときはチェーン店がいい。チェーン店の店員はマニュアル以外の余計なことを話さない。個人商店のおっさんのように「このへんに住んでるんですか」とか「最近よく来ますね」みたいな余計なことを言わない(そういうことを言われるともうその店には行かなくなる)。
 チェーン店で働いているのは、マニュアルに沿って動くだけの、誰とでもすぐに入れ替わりが可能なアルバイトばかりだ。バイトなんてそれでいい。たかがバイトなんか人間エネルギーを費やす必要はない。そして、そんな人間味を失った店員の前では自分も、社会性や愛嬌を持った人間のふりをしなくても許されるような気がするから楽なのだ。

 もっと欲を言えば、コンビニが全部セルフレジ方式になって今よりさらに店員との接触がなくなればよいなと思っているのだけど。
 僕はコンビニで買い物をするとき、100円のものを一つだけ買うのを躊躇してしまう。そんな安い買い物一つのために店員さんの手や発声機能を煩わせるのは申し訳ない、そんなのは人間の仕事じゃない、とか思ってしまうからだ。そんなに気にしなくてもいいのかもしれないけれど……。そういうときは無理にもう一つくらい別に買うものを探したりする。レジが無人だったらそんな気遣いをしなくていいのだけど。

 もう、ふえ~、としか言えんかった…。まさにその通りの世の中になってるやないの…。さすがphaさんやで…。