群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

マクドナルドにて

 先日、久しぶりにマクドナルドに入った。そうしたら、セルフレジなるものが設置されている。クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス決済に限り、無人自動受付機で注文ができるという。注文が終わったらレシートが出てくるので、あとは店員が品を用意してくれるのを待っているだけでいい。このセルフレジを初めて利用したときは、ちょっとした衝撃を受けた。時代から相当取り残されていることを痛感したし、それと同時に大きな違和感も感じた。ますます街から、コミュニケーションや会話というものが排されていくのか、と。ただ調べたところ、マクドナルドにセルフレジが導入された背景には、コロナ対策としての側面もあるらしい。なるほど、コロナの余波はこのような形で残っているのか。
 でもマクドナルドのセルフレジには、よくよく考えてみるといい面もある。何といっても、コーラのSサイズやMサイズの単品を気兼ねなく注文できるようになったのだ。以前は店員にコーラのSサイズの単品のみを注文するのは、何だか悪い気がして、気が引けた。クレジットカードのほかにもイコカも使えるみたいだし、この先機会があれば、喫茶休憩所としてマクドナルド使ってみようかしらん…。ただ土日のマクドナルドは混むので、結局行くのはホリー●カフェとかになるんだろうけど(そのホ●ーズカフェも土日は混むのである)。
 何だかんだ言って、この先ますますAIを活用した無人レジ化は進んでいくのだろう。そういう時代にあって、「街からコミュニケーションが云々~」というのは時代遅れだろうし、マクドナルドのようなチェーン店にそういうものを求めても仕方のないことなのかもしれない。そういう意味合いでは、ただ消費するだけの店と、「場」としての店は、自分のなかで棲み分けられていくのだろうと思う。