群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

風文庫さんの一箱本棚

 本日は風文庫さんに「文学ワークショップ」に行ってきました。会話文だけの文章からストーリーを自分で想像し地の文を作るというものですが、これがなかなか難しい…。いかにして設定を決めるかというところに創作の要素が必要とされるので、なかなか一筋縄ではいきませんでした。小説家だったら、こういう課題はもっと面白く書けるんでしょうね。
 風文庫さんで本を売ることについての話。「ホンダ堂」で出させていただいている私の一箱本棚ですが、入れている本すべてが自分の読んだものというわけではありません。読んだ本だけで本棚を構成してしまうと、自分で棚を見たときに面白さに欠ける気がして…。また以前に少しせどりっぽいことをやっていたこともあるので、たまにブックオフで面白そうな本を購入して、読まないまま自分の棚に入れておく、というようなこともあるわけです。ところがだんだん経験的に分かってきたことなんですけど、そういう本が売れることはあまりなくて、やっぱり自分でカリカリとまじめに読んだ本のほうが売れる確率が高いんですよね…(これは何となくオカルト的に分かる気がする…)。加えて今日店主のHさんに、たまたま自分の読んでいない本の感想を訊かれまして、「いや、実はそれ、読んでなくてですね、ムムム…」みたいな感じになってしまったのです。やっぱり自分の棚には自分の読んだ本しか入れないほうがいいのかな…。いやまあ別に、自分の棚にどんな本を入れようが自分の自由なんでしょうけど、アティテュードの問題もありますしね…。
 ちなみに私の売上は微々たるもので、その売上もほとんどは風文庫さんやほかの書店さんなどで使っております…。私が風文庫さんでぶくぶくと私腹を肥やしている、などということは一切ありませんので、風文庫さんにお運びの際は、皆様安心してお買い物をお楽しみくださいませm(_ _)m