群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

Zoom

 Zoomでセミナーなり勉強会なりに参加して、薄々、いや、かなり確かに、一つ気付いたことがある。それは、ものすごく疲れるということである。これが、神戸や大阪に足を運んで、2、3時間の対談会などに参加し、酒を飲んだり人と話をしたりして、電車を乗り継ぎ帰宅し、ああ、疲れたあ、というのなら分かる。しかし、私は家から出ないどころか、パソコンの前からさえも一歩も動いていないのである。不思議である。運動量と反比例して疲労が深いため、すごく違和感がある。インターネットで調べたら、相手の顔と自分の顔をモニターで同時に見ることが認識能力の負担になり、疲弊する、ということらしい。声のみにしたら疲弊感は少ないようである。
 Zoomで全国の人と話せるようになったのは便利なのかもしれないけど、これが後々知人なりの関係につながるのかと言うと、何とも言えないところがある。数年間同じまちのギャラリーや本屋に通っている経験から言うと、遠距離の人とオンラインで会話を交わすより、今はローカルでつながりたい。私はどうやら30代を通じて、少なくともそういう欲求は学んだようである。オンラインにしても、ゆくゆくは近場で関わり合えるような。コロナで個人的になかなか難しい環境ですけど、そこは大事にしてやっていきたいところです。 

ZOOM Cloud Meetings

ZOOM Cloud Meetings

  • 発売日: 2021/03/24
  • メディア: アプリ