群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

「アマンダと僕」

 アマゾンプライムで「アマンダと僕」を見る。フランス映画を見るのは久しぶりである。いいフランス映画を見た。テロを受け、親しい人を亡くしたり傷ついたりして生きるパリの人たちを、淡々と、しかし切実に描いている。主人公ダヴィッドの姪のアマンダを演じるのは、イゾール・ミュルトリエ。これが、可愛いような憎たらしいような微妙な線を突いていて、よい(これがナタリー・ポートマンだったら、全然違う映画になっていただろうから)。結局人は、誰かを亡くした後も、残された人と生きていくことしかできないのだろう。あと蛇足ながら、ダヴィッドを演じるヴァンサン・ラコストがすごくラフに格好よく無地Tを着ていて、ああ、今年も絶対に自分は無地Tを着ようと思った次第。

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