群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

大阪編集教室

 先日は、僕が10年以上前に通っていた学校、大阪編集教室のOB・OG交流会に出席してきました。各自、自分が提供できるサービス、求めているサービスを示し合わせて、そこから仕事につながるものがあればお互いにマッチングさせていこうという試みの会であったように思います。僕も拙いながらに、自分の翻訳のことを話させていただきました。
 僕は、何かしら書くことを職業にしたいという気持ちは小学生のころからあったのですが、ただ、何を書けばいいのか、どういう職業スタイルが自分に合っているのかがさっぱりわからず、二十代は書くことにコミットしたり離れたりを繰り返してきたように思います。幸運にも31歳のときに翻訳に出会えてからはその面白さに魅了され、深く潜って訳せるとはまだまだ言えないのですが、かけねなしに翻訳が好きで、向かい合えていると思います。
 僕は思うのですが、十代のころなんてほとんどの人は自分が心の底からやりたいことなんてわからないと思うのです。でも、興味の赴くままに行動したり、なんとなく就職してみたり、自分の興味とは全然外れたことをやってみたり、そういうことを積み重ねていくうちに、もっと突き詰めてやってみたいことや、新しい関心ごとというのは、きっと生まれてくるのではないでしょうか。ただ、何かしら手を出してみないことには、新しい関心ごとというものも見つからないかもしれません。何かしら書いてみたいという人はもちろん、話すことが好きだとか、あるいは下手だとか、やりたいことがわからないとか、そういう人にとっても大阪編集教室はきっかけや窓口になると思うのです。たとえ出版業界に就職できなくても、後から考えたら、学校での経験はきっと無駄にはならないはずです。興味のある方、ぜひ大阪編集教室のホームページをご覧になってみてください。

大阪編集教室
http://osakahenshu.co.jp/