群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

あのS店が

 最近、となり町のマーケットチェーン店・Sに行く機会が増えています。あのSです。自分でも驚いています。中学のとき、同じ町にあるショッピングセンター・Jで母親と一緒に靴を買っているところを目撃された友人は、翌日学校でクラスメイトに冷やかされていましたが、その友人やクラスメイトたちからでさえ、Sで服や靴を買ったという話は聞いたことがなかったくらいです。店の雰囲気は大きく変わったわけではなく、昔と同じように照明も薄暗いし、ディスプレイもなんだか垢抜けなくて、購買意欲が湧いてくるとは言いがたいのですが、ただ値段が安いのです。ディスカウントのリカーストアで120円で売っている第三のビールが、100円で売っていたりします。ウイスキーも安いですし、無印良品も(いつのまにか)入っています。ビールや缶チューハイとはリカーストアで一番安く買えるものだと思っていたのに、それより安い金額を目にしてしまうと、自分の常識の壁がガラガラと崩れていくような、理不尽な爽快さを覚えてしまいました。