群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

ミクシィ

 ミクシィというSNS、今ではすっかり廃れてしまった。僕も最近はほとんどログインしてない。でも、一時期のミクシィはとても好きだった。2009年ごろのミクシィは、今みたいにつぶやきみたいな機能はまだなくて、みんな日記を書いてコメントでやり取りしていた。普段文章を書かない人でも日記を書いた。
 人の日記を読むのは面白かった。その人の日常や人となりが浮かび上がってくるようだった。
 僕自身も文章を書くのが好きだけれど、それは自分の考えていることや思いを文章で表したいという欲求があるし、それに僕が人の文章を読んで面白さを感じるように、たとえ少なくても誰かが僕の文章を読んでなんらかの面白さを感じてくれたら、それはささやかだけどとても嬉しいことだ。
 ミクシィは、足あとを廃止したり、つぶやき機能を加えたりして、ほかのSNSとくらべて独自性が薄まり、またほかのSNSの台頭もあり、じょじょに廃れた。今のSNSは写真や短文がメインで、僕は投稿を見たり、ブログで文章を書いたり、人のブログを読んだりしつつ、時々あのころのミクシィを思い出す。

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