群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

運命論

「運命論」という考え方がある。世の中の出来事はすべて、あらかじめそうなるように定められていて、人間の努力ではそれを変更できない、とする考え方である。僕は小学生のころ、一人でいるときにじゃんけんのグーやチョキやパーを出したり出すのをやめたりしながら、「僕が今グーを出したのはそもそも決まっていたのか、そしてそれをやめたり、やめようとしてやっぱり出したりしたのさえ、そもそも決まっていたのか」と想像を巡らせた。あと全然関係ないけれど、下校中、3分先の自分というのを想像した。もし3分早く学校を出ていたら、僕は今自分がいる100メートルくらい先を歩いているのだろうか、そしてそういう世界はあり得るのだろうか、ということである。