群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

映画「天気の子」

 シネ・ピピアで、映画「天気の子」を見る。


映画『天気の子』スペシャル予報

 背景描写はやっぱりすごいし、エンタメとしては楽しめるのだけど、見終わったあとに何かモヤモヤ感が残る一本…。「何もかもかなぐり捨てて、世界の運命(東京の●●)と引き換えにしてでも、会いたい人に会いに行け!」というノリに乗れないほどには、私は年を重ねている。これはやはり、若い人が見るべき映画ではなかろうか。「世界の運命と引き換えにしても」「自分たちの運命が世界とつながっていても」という考えの裏には、自分は特別だというメンタリティがあって、それは若さゆえの特権なんだよな。でも、さまざまな人生のイベントを通過して年を重ねていくと、自分は何も特別な存在ではなくて、人には人の人生があるということが分かる。35すぎたら、青年の肩を押してあげる側にいるべきだわな。
 考えてみると、どこかに遊びに行くのは今年の6月以来である。劇場のスクリーンで映画を見るのはやっぱり迫力があったし、久しぶりすぎて、遊びにいけたこと自体に感動した 笑。ムリをしない程度に、また息抜きに出かけたい。