アマゾンプライムで、映画「愛がなんだ」を見る。主人公のテルコは、知人の結婚式で知り合ったマモルに恋をするのだが、ストーカー体質というか、恋愛をしたら仕事を含めて他のことはどうでもよくなってしまうため、マモルに疎んじられてしまうのである。
この映画のラストは、もう好きとか愛とかどうでもよくて、もはや執着しているのかどうかさえ分からない、執着を突き抜けたテルコがすごくもあり怖くもあるところなのだけど。でも全体的に主人公役岸井ゆきののほどよく力が抜けた演技とか、葉子がナカハラに会いに行く場面とか、怖いだけじゃなくて、登場人物たちにどこか愛しくなるようなところや、恋する人たちを包みこむようなところがあると思う。
ところで私、一つ違和感をおぼえるところがあって、それはマモルがすみれという女性に惹かれる理由がよく分からないのである。この２人は互いに「俺様主義」的なタイプなので、付き合ってもいつか別れて、マモルはテルコと付き合うんじゃないのかしらん…（本作では男と女のマウンティングが一つのテーマになっている感があるので、そこを強調するためにこういう設定にしたのかもしれないけれど）。そうなればそうなったで、またグダグダな感じになるのかもしれないけど 笑。
本当は映画館で見たかった。来年再上映があればまた見てみたいです。
