群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

符合

 僕は自分の父親と同じ名前を持つ先生を知っており、その先生のお子さまは(文字は違うが)僕と同じ名前を持っている。世にはこのように奇妙な符合が存在するのである。僕はその先生とだいぶ昔に知り合ったのだが、時間を経て没交渉となった。僕は先生の人生が佳きものとなることを願うのみである。
 さて、その息子さんだが、これまた奇妙なことに現在は僕の父親の母校でもある大学に通っているみたいである(通っているみたいであるというのは、僕はそのお子さんに直接会ったことはなく、インターネットでしか知らないからである)。かなり優秀な学生みたいだ。僕は自分と同じ名前を持つその子の人生がどんなものになるのか楽しみで、ちょくちょくインターネットを覗いている。なんだかパラレルワールドみたいである。