群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

檸檬とオリーブ

 うちで飼っているニホンイシガメの檸檬と、ギリシャリクガメのオリーブです。

 檸檬は、稚亀のころから手塩にかけて育ててきた約8歳のイシガメです。一方のオリーブは、里子でうちに迎えてやっと1年にしかなりません。直接対面する機会はそれほどなかったものの、毎日ベランダで2時間の自由時間が与えられている"新参者"オリーブの存在を、檸檬はどこかで気にかけていたのかもしれません。先日、檸檬を水槽からベランダに放すと、日なたぼっこをしているオリーブのそばに脇目もふらず這い寄って、どうだといわんばかりにこちらを見やってくるではありませんか。逆にオリーブは縮こまって身をすくめてしまいました。カメは無表情なようでいて、ちゃんと感情があるように思います。檸檬の得意顔が可笑しくて、なんだかニヤニヤしてしまいました。