群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

一見売れなさそうでも

 古本が売れてくれました。売れないときはまったく売れないのに、せきを切ったように売れ出すことがあります。
 今日売れたのはドイツ語の哲学本でした。高値がついているというだけの理由で仕入れてきて、そのときは「こんなの買う人いるんだろうか」と勘ぐったのですが、ちゃんと買ってくれる人はいるものです。今日売れたドイツ語の哲学本以上に、「こんなの誰も買わないだろう」と勘ぐってしまう本があとニ、三冊手元にあるんですが、これも網の目のようにつながり合ったウェブの世界に投げ込んでおけば、購入してくれる人がいるのかもしれません。本を仕入れることに関してもそうですが、これからの僕にとって、ほかの人が目をつけていないことに目をつけることはとても大切だと思っています。というわけで、一見売れなさそうな本も、既成概念にしばられることなく仕入れてきたいと思います。