群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

名前

 本当に極私的なことだけど、自分に子どもがいたらつけたかった名前(もう何だか、書き残せることは書き残しておいたほうがいいんじゃないかという気持ちになってきた)。
 一つ目は、「千尋」。これはもちろん『千と千尋の神隠し』から。あと、港千尋千尋。「尋」という字には探し求めるという意味や、「訪ねる」という意味があるので、自分にはできなかった、生涯を通じて世界各地を飛び回る探究心に満ちた人生を送ってくれたらと。男性にも女性にも使えますし。確か『千と千尋の神隠し』には、湯婆婆が千尋に向かって、「贅沢な名だね」と言うシーンがあったよな。調べたところ、「尋」という字には特別な意味があるらしい。
 二つ目は、「誠一」。「まこと」あるいは「せい」というのは、個人的な親族とゆかりのある人数人が、その名前に共通して持つ文字である。この名前もなかなかいいんじゃないかと思っていた。ただ残念なことに、あるいは当然のことながら、齢45を超えようとする自分が、これらの名前を持つ子どもたちをこの先持てる見込みは、ありていに言ってゼロパーセントである。だいいち今から子育てとか、しんどいですし。