群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

『牛腸茂雄 写真展 “生きている”ということの証』

 先日は市立伊丹ミュージアムへ、『牛腸茂雄 写真展 “生きている”ということの証』を見に。大きく分けると2階のモノクロ(ポートレート写真)と、地下階のカラー(東京の風景写真)から成る構成の展示だったんだけど、やっぱりモノクロの方がよかったな。カラー写真は、昭和の東京を見れるという点では貴重だったんですけどね…。牛腸の白黒ポートレート写真は、一見静謐なようでいて、どこかいびつさを感じさせるようなものもあった。何か見ていて奇妙な鑑賞体験だった…。
 久しぶりに平日にミュージアムで美術鑑賞。写真撮影は禁止だったし、鑑賞者もほとんどいなかったし、満喫できた。授業をさぼって甲子園や映画館に行った若い頃の自由な午後を思い出した。