群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

『杉田敏の現代ビジネス英語 2023年秋号』

 英語の勉強で読んでいる(聴いている)『杉田敏の現代ビジネス英語 2023年秋号』。最初の章は"The Revival of Physical Bookstores"ということで、米国における書店の復活が取り上げられています。
 環境のためにも、紙の本は電子書籍に取って代わられることになると思われていたが、完全にそうはなっていない。それは紙の本が持つ匂いや手触りといったものが読者は好きだから。また、実店舗で未知の本やジャンルに偶然出会える喜びは、クリックして欲しいものが手に入るオンラインショッピングでは得られない。趣きがあって居心地のいい独立系書店の存在や、コロナ下で人々が自分の生き方を考え直したこと、また売り上げが落ちる中で本屋側も新たな仕掛けを行ったことなども紹介されています。
 残念ながら、日本では米国ほどの書店のリバイバルは見られない、と。書籍市場が縮小しているし、書店がひとつもないまちが増えているし、米国と比較した場合の日本の本の単価や利益率は低い。調べたところ、米国では本の粗利率って4割くらいあるんですね。そりゃ2割と4割じゃ全然違うわなと…。この辺は制度疲労というか…何とかならないのかなと感じる…。
 その代わりというか、日本の棚貸し書店が紹介されています。面白い取り組みとして、こういう本屋もあるよと。

"A growing number of startup bookstores are offering space on their shelves to authors and book lovers. These renters can push their favorite kind of publications, and they can price their products -- both new books and used ones -- as they fit. The bookstore landlord collects rent from individual's shelf renters. I hear there are long waiting lists to be a tenant".

 

今週のお題「最近読んでるもの」