群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

王子公園、三ノ宮

 昨日は、王子公園の書店ワールドエンズ・ガーデンさんに、マンガ『違国日記』の読書会へ。昔々、海外文学の読書会に参加していたことがあり、その当時からかなりの劣等生で…。かなり時間が経って、何かが変わっているかなと淡い期待を抱いて参加してみたものの、当然、人間そんなに簡単に変わっているわけはなかったのでした…w まず、自分の考えていることを相手に分かりやすく説明するということ自体がニガテ。それに加えて、小説やマンガなどフィクションに対する自分の読み方って、どちらかというと共感読みで、批評的な読み方じゃない。対象と適度な距離をとれないと、批評って出来ないと思うんですよね…。というわけで、私は終始かなりグダグダな感じだったのですが、読書会自体は自分ひとりでは気づかなかった発見をもらったり、課題本以外にも話題が及んだりと、楽しいひとときでした。
 そのあと三ノ宮へ。なんかもう、みんな気持ち悪いくらい優しくて…w なんじゃこりゃ、と思いましたね…。まさか、この辺境のブログが読まれているのか(ーー;)!? 悪いこと書きすぎたのか(ーー;)!? 北野のギャラリーへ行ったら、魔神殿が「こんにちは」と仰っしゃられたのですよ…。魔神殿が私に向かって挨拶の言葉を発せられるのなんてかれこれ数年ぶりで、「こんにちは」とお返しするときに、思わず意味不明の笑いが漏れ出てしまいました…。悪い気はしなかったんですけど、それ以上に不気味だったというか…。
 そのギャラリー伏魔殿島田の、佐藤千重展。これは面白かったなあ。どう言ったらいいんですかね…。自然界にあるようでいて、絶対にない形? 自然物と人工物の狭間に存在するもの? 内耳を想起させるような形の作品があったんですけど、いや、これは内耳じゃないなあ、と…。人間ってこういう形のものを作れるんだなあと、しばし見入ってしまいました。
 まあでもあれですね、もらってばっかりじゃなくて、また行ってお返ししなきゃなと思いました。