群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

鬼才トリスターノ

 レニー・トリスターノの「鬼才トリスターノ」を聴いています。一曲目の"Line up"の冒頭から、"ズズズ・ズズズ・ズズズズン"と、まるで自らに一切の妥協を許さないかのような、低音のピアノが地鳴りのように響きます。はじめてトリスターノの解説を見て以来、図書館で借りることさえ尻込みしていたですが、いざ借りてみてパソコンに放り込んでおくとiTuneは便利で、リー・モーガンから再生するといつの間にかかかっているトリスターノに自然に惹かれるようになりました。その重厚なピアノは一切を寄せつけないようでいて、漆黒のブラックホールのように、とてつもない引力を発する磁場のなかに僕を巻き込んでいくのです。

鬼才トリスターノ

鬼才トリスターノ