群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

神経症的偏執vol.2

 数字に関する僕の神経症的な偏執は以前にも書いたんだけど、最近新しい偏執に悩まされるようになってきた。前々から、町でお地蔵さんを見かけたら軽く会釈したりおがんだりするようにしていたんだけど、近ごろは、拝まないと罰が当たるんじゃないかととらわれるようになってきたのである。自転車で街乗りをしていても、お地蔵さんを見かけるたびにわざわざ止まって自転車から降りて脱帽し、お辞儀をする有り様である。前なんか、赤信号で止まったところのそばにお地蔵さんが鎮座しておられたので、お金もないのに五円お賽銭を入れてしまった。こういうのは心や気持ちが大事なのであって、僕がやっているのはかたちにとらわれているだけなので、早々にやめようと思う。とはいえ、街で見かけたお地蔵さんのそばをお辞儀することもなしに通り過ぎたら、なんとなくきまりの悪さを感じるのであろう。なんとかならんかね、この性格。