森永博志「自由でいるための仕事術」より。
「寄らば大樹の陰」と、長い間、世の習いは組織的なものに依存し、人生の安定をはかろうとする傾向にありました。
そこから外れた生き方は、下に見られる偏見さえ世にはびこっていました。
しかし今やその「大樹」が根っから腐っている現実を、我々は見てしまった。
世の習いは、否応なく変わらざるをえません。むしろ、それで組織的なものから解放されて、自分が望む通りに生きてゆける道が開かれていったのではないでしょうか。
外にたよれるものがなくなったら、古代の哲学者の多くが言っていたように、「すべては汝自身の中に」、つまり自分の内に求めればいいのです。