群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

佐川美術館

 滋賀県の佐川美術館に行ってきました。以前、見たことのない樂吉左衞門の茶碗について感想を書いたので…。やっぱり、実物を見ないで感想を言うのはよくないですね…。
 その樂吉左衞門の茶碗だけど、やはり質感などは素晴らしく、これは実際に見れてよかったと思う。ただ、インターネットの画像を見て感じたことと同じところに落ち着くんだけど、この茶碗は美術品としては素晴らしいかもしれないけれど、茶碗というのは人をもてなしたりする側面もあるわけで(茶道よく知らんけど)、そういう側面から考えると、これでお茶を飲んでも何か居心地の悪さがつきまとうかな…、という感想…。例えるならば、音楽好きの友人の家に遊びに行って、100万円のギターを「大事に使ってな」と言われて貸してもらうようなものかしらん。ちょっと姿勢として前のめりにすぎるんじゃないかという印象を受けた。
 しかしあれですね、美術館に入ったら、係りの人が帰りのバスの時刻表を手渡してくれたりして、まるでコンシェルジュだなと思った。このあたりのサービスは公立の美術館にはないところで新鮮だった。あとは水がふんだんに用いられた建物の造りが印象的だった(メンテナンスはどうしてるのかしらん)。
 なんでこんなところに美術館を作るんだよと思っていたけど、佐藤忠良の絵画は素晴らしかったし、北野武の絵も見れたし、満足。帰り際に臨んだ琵琶湖はとてもきれいだった。

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