群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

グーグル日本語入力の甘い罠・2

 グーグル日本語入力の変換機能の素晴らしさについては、以前にも書いた。そのネットスラング、固有名詞にかんする豊富な単語力は、僕を未知の世界にいざなってくれる。
 とはいえ、困ったこともある。グーグル日本語入力は、ユーザーが事前に多く使用していた単語へと優先的に変換するみたいなのである。先日、翻訳の訳出中に「泣く」へと変換しようとして、「なく」と入力し、変換ボタンを押したところ、"つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚"の顔文字へと変換されてしまった。事前にプライベートでこの顔文字をよく使っていたから、優先的に変換されてしまったわけだが、翻訳の世界に全身あますところなく浸っている最中に、だしぬけにモニター上に"つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚"の顔文字が出てくると、なんだか不条理な巨人の手によって、異次元の世界に放り込まれたかのような違和感を覚える。今も「顔文字」へと変換したくて「かおもじ」と入力したところ、"(*^_^*)"に変換されてしまった。あらためて自分で見直して、こんな顔文字を普段使っているのかと思い直してみると、なかなかに薄ら寒いものがある。
 プライベート・モードとか、仕事モードとか、使用用途に合わせて変換を変えられる機能を作ってもらると重宝するのですがねぇ、グーグル日本語入力さま。