群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

「発掘!おたから探偵団」へ。

 本日は三宮のギャラリー島田さんへ。「発掘!おたから探偵団」と銘打たれていたので、てっきり、「そこそこの絵画をお手頃な価格で放出していただけるのかな」と踏んでいたのです。ところが展示されているのは、到底私の予算では買えそうにない絵画ばかりではありませんか…。ナビゲーターの池上さんの説明によると、プライスをあえて伏せており、「どれくらいの値を払えばこの絵を家に迎えることができるだろうか」「それだけの値を払ってまでこの絵を家に迎えたいと思えるだろうか」などなど、絵と絵の価格について来廊者に考えてもらおう、という企画だったよう。池上さんは大谷記念美術館に勤めておられたそうで、トークではいろいろと興味深いお話が伺えました。
 でも絵画って、そこそこのお値段がするじゃないですか…。作家も食べていかなくてはいけない、ギャラリーも経営していかなくてはならないとなると、やっぱり買い手はある程度裕福な人に限られてしまうと思うのですよね…。その点、やっぱり本は参入障壁が低いなと。単行本1冊でも2000円くらいで買えますから…というようなことを、つらつらと考えていました。まあ、書店はその分、もうかってもうかって仕方がない、という商売ではないのでしょうけれど。
 参加者の中には作家さんとおぼしき方もおられて、「私たちは島田オーナーの蒔かれた種であり、オーナーは今もこのギャラリーにおられる」という言葉に、少しじんとしました。あと高野卯港さんのご家族の方もおられて、びっくりした。
 今回のトークでは、少しでもギャラリーに足を運んでほしい、敷居を低くしたい、というスタッフの方々の意図が垣間見えるような気がしました。個人的には8万円の絵を買えるような顧客にはなれないかもしれませんが、新しいギャラリー島田さんでもいい作品を見れるのを楽しみにしております。