群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

クララが歩いた😭

 あしゆび骨折から6週が経過。医師の指示通り、今週からあしゆびに体重をかけた歩行を開始。
 最初は痛みが怖くて全荷重できなかったものの、おっかなびっくり、つま先に体重をかけていく。じょじょに歩き方を思い出す。ふくらはぎに少々の張りを感じるが、思ったよりちゃんと歩けている。主治医の言う「きちんと歩く」とは、すべての部位が連動した足の動きのことを意味していたのだろう。

 クララが、クララが歩いた😭!!
 杖も松葉杖も使わず歩けることの嬉しさよ! 心が弾む! 最高気温6度の寒さも、今日の私にとっては小春日和だ!
 本当にアホなことで時間とお金を費やしてしまったな…。整形外科に費やしたお金があれば、あれもこれも買えたものを…。ブツブツ…。
 とはいえ、すこやかに日々を過ごせることがどれほどありがたいかを再び痛感することになった今回の一件。これに懲りて、また丁寧に日常を積み重ねていきたい。

 川内有緒の『晴れたら空に骨まいて』を読了する。

 死者の魂は重なっていく。
 その考え方は、会いたい人に会えない、触れられないという私の苦しみを、ほんの少しだけだが楽にしてくれたように思う。その手をもう一度握りしめることはできないけれど、これからはたくさん、たくさん彼らのことを思い出して、ずっと一緒に生きていると思ってみよう。心に棲む彼らの名をもう一度呼んで、懐かしい口調を思い出そう。そうすれば、悲しい湖の中に、体温のような温かな泉がじわっと滲みだしてくる。
 よく、悲しみを乗り越えるという表現があるが、悲しみは無理に乗り越えなくてもいいのだと思えた。思う存分悲しんで、繰り返し思い出すことで、自分の内部にその人は取り込まれ、いつしか自分に重なっていく。 p277

 ある人の死をきっかけに、他者の死と向かい合い、受け入れていくことは、私の人生の過程そのものとなった。「悲しみは無理に乗り越えなくてもいい」という筆者の言葉に慰みを得る。