三宮へ。ギャラリー島田でミニアチュール展を見た後、花森書林さんへ。もちろん私は、花森さんで「出版記念企画 平野義昌 『神戸元町ジャーナル ー通り過ぎた人々、喪われた街ー』展」が催されていることを知っていたし、薄々感づいてもいた、おそらく平野さんが在廊されているだろうことを…。もうね、フラグにもなりゃあしない…。店の入口にいらしたので、黙って買いましたよ、『海の本屋のはなし』を!
1人の作家さんに一月で7500円もつぎ込むなんて、聞いたこともないぞ…! とんでもない出費じゃないか…!
だがここのところ、立て続けに平野さんに関連した書籍を購入したので、昔のことを思い出した。大学を卒業して最初に私が就職したのは、とある本屋だった。楽しい職場だったとは言いがたい。やめることしか考えていなかった(この頃から組織に向いていないのは明らかだった)。大学の頃お世話になった日本文学の先生を頼り、私は、本屋に就職したことを相談しにいった。すると先生は私に、「海文堂という書店を知っていますか」とお尋ねになった。私はその書店の名前を聞いたことがなかった。先生は、「神戸の本屋に勤めているなら、海文堂は知っておいたほうがいい」というようなことをおっしゃった。それでまあ数回、海文堂に足を運んだ記憶がある。
海文堂という書店は、私はリアルタイムで通っていたわけではないが、今もなお読書人に留まらず、数多くの人の頭の中に留まり続けているのだろうなと思う。そりゃあ日本文学の教授が勧めるくらいだから、当時の影響力は相当なものだったんだろう(ついでながら、今ごろになって、先生の言いたかったことを有り難く感じたりもする)。
1003さんで『男性学入門』を買い求め、ジンジャエールを飲んで帰宅する。
