群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

『蟹ブ店番日記』

 pha氏の『蟹ブ店番日記』を読む。昔、「ニートだけど別荘を買った」という記事を読んで筆者のことを知ったんだけど、このzineにはニートという言葉は(たぶん)一度も出てこなかった。何だか隔世の感がある。本書はタイトルの通り、完全に書店のスタッフとしてのzineだ。まあ、楽しく働くのはいいことだな、と思う。
 面白かったのは、書店の流通や取次の話。昔、某書店でアルバイトをしていたときに、この本は返品しちゃいけないとか、この本は客注をとっちゃダメだとか、割と細かいルールが定められていたことを思い出した。ああいうのは覚えるのが結構やっかいだったよな……。
「普通のトークイベントって、もうあちこちの書店でやりまくってるから飽和してないですか」は、筆者ならではの視点だと思う。まあ確かに、書店でのイベントってトークと読書会がメインみたいな感があるので、色々あってもいいかもしれないですね。本書では書店でドンジャラをやった話が紹介されている。
 最後に蟹ブックスで売っている本が紹介されているが、『傷を愛せるか 増補新版』の「みんなそんなに傷を愛したいのかな……」と、『大人の友情』の「みんなそんなに大人の友情を必要としているのだろうか……」に笑うw  『大人の友情』は「ずっと売れ続けているスーパーロングセラー」らしいので、いずれ読んでみたいと思う。