群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

『エヴリシング・ワークス・アウト 訳して、書いて、楽しんで』

 村井理子の『エヴリシング・ワークス・アウト 訳して、書いて、楽しんで』を読む。 色々と励まされる言葉が多かった。

 当時は翻訳の仕事をしようとか、エッセイを書く仕事をしたいなんて考えたこともありませんでした。そんな大それたことが自分にできるとは夢にも思っていなかったからです。自分が読書好きで本を愛していただけに、そんな簡単な話ではないと理解していました。
 だから私は、明確に目標を持って翻訳家になろうと考えて夢を叶えた人間ではありません。翻訳家のなり方なんてまったくわからなかったし、翻訳家になる憧れを持ったこともないまま、偶然見つけてもらったのが私なのです。そういうふわっとした経緯だったのが理由で、残念ながら、営業や売り込みの仕方のノウハウは、私にはありません。
 ただひとつだけ言えるのは、「休まず文章を書いて発表していた」ということです。それが結果として、いまの私につながっています。 p25

 当たり前の部分、つまり英語の勉強をいつするのかという話ですが、私は英語のインプットも多いと思います。仕事で忙しくても工夫次第でインプットはできるものです。
 たとえば私の場合、海外のゴシップやニュースを読むのが大好きだし、TikTokも好きで英語の動画ばかり見ています。
 毎日大量に読んでいるし、大量に聴いています。家事をしながらドキュメンタリーを見ています。「裁判所24時」のようなコンセプトのノンフィクション系ドキュメンタリー番組が大好き。映画も好きでよく観ています。
 英語のインプットという意味では、本を読むだけに限定しなくてもいいのではないでしょうか。とにかく耳に入れる。目で追う。1日3分であっても、積み上がっていくものです。 p42

 インプットの訓練という意味では、翻訳という仕事そのものが外国語修得の究極のエクササイズです。翻訳家は実践で磨かれていく部分が大きいと思います。なぜなら、長時間にわたって、連日訳すことになるからです。そんな勉強法は、なかなか他にはありません。1冊1冊、訳すほどに力がついていくに違いありません。  p46

 筆者は、ブッシュ大統領に関する文章をインターネット上で発表していたら、自然と翻訳者として見出されていたという。
 自分も、筆者くらい自然な形で、大量にインプットしないと、英語力は向上しないんだろうな…。YouTubeでも、見るのは日本語の動画になってしまいますからね。いや、1日3分ではね、やっぱり英語力は向上しないですよ…。
 本書を読んで思うのは、やっぱり「好き」が一番、ということ(もちろん筆者は、「がむしゃらに努力すること」の必要性も説いているが)。読むことと書くことが連環した日々を過ごせたら、それ以上に幸福な生活はないだろうと思う。