群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

「ライブドローイングと朗読の夕べ」@本の栞

 先日は、神戸元町の本の栞さんへ、柴田元幸先生ときたむらさとし先生の「ライブドローイングと朗読の夕べ」へ。柴田先生の朗読、一本目の話が秀逸(?)だった。蝙蝠と、ある父子と、女性が出てくる話だったんだけど、まあ終わり方が奇っ怪というのかグロテスクというのか……。柴田先生の朗読には、やっぱり物語に引き込む力があるよなあ。きたむら先生のライブドローイングも、青色や黒色を重ねるなかから何とも言えない美しいグラデーションが現れ、見とれてしまった。滲みやすい紙を使用されているとのことで、それほど事前に計算はせず、ここはイマイチだと思ったら色を足していく、というようなことをおっしゃっておられた。やっぱりあのように、実際に絵が形になっていく過程を目にすると、絵描きの先生というのはすごいんだなと実感する。ワタクシ、柴田先生の『生半可な學者』を買うと決めて行ったんだけど、『柴田元幸ベスト・エッセイ』にはきたむら先生のイラストが用いられているとのことで、そちらを購入。両先生にサインをいただき幸福な一夜。