群青ノート

日常の備忘録、あるいは私的雑記帳

4年ぶりの甲子園

 4年ぶりに甲子園に行ってきました。春の選抜高校野球、社vs海星です。社は初回、遊撃手が弾いてしまったんですよね…。結果はヒットでしたけど、結果的にこれが先制点につながったので、一つ大きなプレーでした。社のピッチャー、高橋君は直球とスライダーが主体の右腕でしたけど、完全に海星に盗まれていましたね。序盤を見る限り、社は全体的に粗さが目立ち、相手の好きなようにさせすぎたかな、という印象。初回についても、バントや犠牲フライで簡単に一点を許してしまいましたし。まあそれだけ海星が如才なかったということなんでしょうけど。高橋君も途中から球持ちの長さを変えたりはしたんですけどね。対して海星が印象的だったのは、サードゴロの間に3塁走者がホームインして1点を取ったプレーでした。海星は、常に次の塁を狙うという意識が全体に浸透していましたね。一番から五番まで左バッターを並べた社は、海星の左投手・吉田君を完全に打ちあぐねてしまいました。ストレートはせいぜい125キロぐらいなんですけど、大きなカーブがあって、とにかく打ちにくそうでした。途中から逆方向を狙うバッティングが出始めて、これはいけるんじゃないかと思えましたが、連打が続かず最後まで抑え込まれてしまいました。海星の方がすべての面において一枚上手という印象でした。守備は堅固で、走塁にもいやらしさがありました。そつがなく組織立ったいいチームでしたね。
 思い返せば、私、甲子園に来るのは4年ぶりだったんですよね…。親が入院中に一息つきに甲子園に来たのが2019年のこと。それからコロナが流行りだして、野球観戦とは遠ざかっていたのです。いつの間にか外野席が有料になっているし、しかも席が指定制になっているしで、色々と不満点はありましたけど、久しぶりに球場で野球を見れたのは嬉しかったです。これでビールを飲めれば言うことなかったんですけど。次はビール飲みたいな。